昼も夜もくつろげるおしゃれな古民家カフェ

「WATAGE(ワタゲ)」がある秩父市宮側町は駅前ということもあり、居酒屋などの飲食店が多く立ち並びます。そんな中、"古民家風カフェ"というコンセプトで建てられたWATAGEは、真っ白の壁とおしゃれな外観がひときわ目を引きます。

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店主の斉藤さんは、「WATAGE」を開く6年前に、秩父市下吉田で居酒屋「utage(うたげ)」をオープンしました。
「『utage』が軌道に乗り始めたので、次は地元のお客さまにも、観光に来たお客さまにも楽しんでいただけるようなお店を駅前に出そうと思いました。そのときに出会ったのが、今の『WATAGE』の物件です。ひと目見たときから『いいお店ができそうだな』とイメージでき、すぐに気に入りました」

「WATAGE」のオープンにあたってイメージしたのは、同じ秩父市内にある「ワプラスコーヒー(記事にリンク)」のような落ち着いた空間。調べるうちに同店はデザイン事務所「WAPLUS」が設計を行っていることがわかり、「WATAGE」の設計を「WAPLUS」に依頼したそうです。

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1階席は古民家らしい木のぬくもりが感じられる空間。ピザ窯の上にずらりと並んだ酒瓶もおしゃれなアイテムです。

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2階にはバーのような洗練された雰囲気のテーブル席と、靴を脱いで過ごせる座敷席があります。
「居酒屋のように賑やかにお酒を飲む場所ではなく、ゆっくりとくつろげるお店にしたかった」と斉藤さん。全体的にレトロな雰囲気が漂う木目調のデザインで、ほっと一息つける空間になっています。

秩父のいちごを使ったスイーツ&本格窯焼きピッツァ

「WATAGE」では、秩父郡小鹿野町のいちご畑「ハルノヒ」でとれたいちごを使ったスイーツが食べられます。「utage」のオープン当初からよく足を運んでくれていた地元のお客さまが「ハルノヒ」を始めると聞き、応援の意味も込めてコラボメニューを作ったそう。

まずは、いちごがふんだんに使われた「ハルノヒワッフル」から。「WATAGE」のオープン当初からあるワッフルに、「ハルノヒ」で作られたいちご「紅ほっぺ」をたっぷりトッピングした一品です。ワッフルは、外はカリっと、中はふわふわの食感が特徴。熱々のワッフルの上に乗った生クリームとアイス、そして大きくてジューシーないちごを一緒に食べると、上品な甘さが広がります。

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「ハルノヒ」のいちごを冷たいドリンクで楽しめるのが「ハルノヒ ストロベリーミルクフラペ」。ヨーグルトが入っているので甘すぎず、ごくごく飲めます。上にはたっぷりの生クリームとみずみずしいいちごが丸ごとひとつ乗っており、ボリュームも満点。

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もうひとつの看板メニューであるピザは、店内に入りすぐ左手に見える石窯で焼かれます。

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今回いただいたのは「生ハムトマトソースフォンターナピザ」。外側はパリッと、中はもちもちした食感の生地が特徴です。シンプルだからこそ、手作りのトマトソースととろとろのチーズ、コクのある生ハムの味わいをしっかりと感じることができます。

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「『utage』をオープンしたとき、地元の方から『目玉商品があるといいんじゃない?』とアドバイスをいただきました。そこで、同じ秩父市内でピザを作っている方をご紹介いただき、その方のもとでピザづくりの修行をしました」と斉藤さんは話します。

地元の方々との交流によって生まれた「WATAGE」のメニューの数々。斉藤さんは、「秩父の人たちには、自然と集まって助け合おうとする仲間意識があるんです。メニューづくりに協力してくれたり、地元の方が気軽に声をかけてくれたり。そういう絆の強さがいいなと思い、秩父で店を開きました」と言います。

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これまで助けてもらったぶん、地元の人に恩返しができるよう、「WATAGE」を人々の交流の場としても活用したいと考えているのだそう。
「WATAGE」という店名の由来はたんぽぽの綿毛。秩父のいろいろな地に根付きながらお客さまとの交流を広げたいという斉藤さんの思いも、もっと広がっていきそうです。


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