LINEで送る初心者でも安心！ プロによる丁寧なレクチャー
西武秩父線「西武秩父駅」から徒歩７分の「御花畑駅」で秩父鉄道に乗り継ぎ、「浦山口駅」で下車して徒歩14分のところに「カナディアンカヌークラブ Bencher」はあります。
クラブで編集部一行を出迎えてくれたのは、代表の松本芳行さんと幸田朋子さん。まずはここで乗船のための手続きや着替えを行います。
カヌー体験時の服装は、濡れたときに乾きやすいポリエステル等の合成繊維のものがおすすめ。日差しが強いので帽子も必須です。夏季以外は防水のロングブーツの無料レンタルも行っています。
※詳細はWebサイトをご確認ください。
準備ができたらさっそく、カヌー体験をする秩父さくら湖へ！ 松本さんの運転する車に乗せていただき、クラブから約10分で湖に到着しました。
車を降りると、編集部一同から「きれい！」との声が。目の前には広大な水面と、それをぐるっと取り囲む緑の山々が広がります。
湖畔に到着したら、まずライフジャケットの安全な装着方法のレクチャーを受けます。丁寧に教えていただけるので初心者でも安心です。
次に、カヌーを操船する上で欠かせない、シングルパドルの操作方法を教わりました。
「パドリングは奥が深いのですが、今回は、まっすぐ進む・右に曲がる・左に曲がる・止まる、この基本の４つだけを覚えてください」と松本さん。まっすぐ進むときは、水面に対してパドルが垂直になるように立てて使います。左右に曲がりたいときは、パドルを真横に持って前後に動かす「ほうきがけ」をします。
最後に乗船方法のレクチャーを受けたら、いよいよカヌーに乗り込みます。今回は２種類のカナディアンカヌーを体験することに。まずは２人乗りの「シングル艇」に乗船！
教わった方法でパドルを動かし、いざ湖上へ！
ここだけの"湖上カフェ"で癒しのひとときを
秩父さくら湖は、南北に細長い形の大きなダム湖です。「このまま浦山ダムの方に向かいましょう」と松本さん。ダムの方向は風上なので、パドルを漕ぐのに少し力がいります。後ろから追いかける松本さんから、「そうそう！ "ほうきがけ"で曲がって！」と明るい声がかかり、緊張が和らぎました。
取材をしたのは４月初旬。満開のシーズンは過ぎていましたが、カヌーを漕ぎながら桜を見ることができました。春は新緑、秋は紅葉の美しい山々を楽しめます。青い空と緑の木々、そして心地よい風が吹き抜け、秩父の自然の中に溶け込んでいるよう。まさに「湖上で自然とひとつになる」という「Bencher」のコンセプトそのものです。
さらにダム方向へ進み、小さな沢が流れ込む場所でひと休み。「さくら湖はきれいな沢水がたくさん流れ込んでいるんです。だから水がすごくきれいでしょ」と松本さんが話す通り、湖の水は底が見えるほどに透き通っています。
後半は、シングル艇のカヌーを２艇つないだ４人乗りの「カタマラン艇」を体験しました。シングル艇と比べて安定性が高く、お子さまも２歳から乗ることができます。
秩父さくら湖のカヌー体験では、約1億5,000万年前のチャートの岩盤に囲まれた景観にも出会うことができます。むき出しになった巨大な岩は迫力満点！
なんとこの岩には、触れられる距離まで近づくことができます。「１憶5,000万年前の波動を感じますか？」と尋ねる松本さん。大地のパワーが伝わってくるようです。
カタマラン艇でのもうひとつの楽しみは「湖上カフェ」です。カタマラン艇は安定性が高いため、テーブルを出して飲食をすることができます。今回は松本さんお手製の机を囲み、コーヒーとお菓子をいただきました。
カタマラン艇に一緒に乗船してくださった幸田さんは、実は茶道の先生。秩父の大自然に囲まれながら、湖上でお抹茶とお干菓子を楽しめるスペシャルプログラム「カヌーde茶の湯」も行っているのだそう。
「前半で頑張って漕いだご褒美みたいでしょ」と幸田さん。静かな湖の上でそよ風に吹かれながら、のんびりと贅沢な時間を過ごしました。
「湖上カフェ」を満喫したら、そのまま岸まで戻ります。帰りは追い風なので楽に漕ぐことができました。岸に無事到着し、本日のカヌー体験は終了です！
「カナディアンカヌーは船体が大きく、荷物をたくさん運べるので、『湖上カフェ』が可能なんです。皆さまに楽しんでいただくことを最優先に、我々独自のカナディアンカヌーの遊び方を提供していきます」と松本さんは話します。
体をしっかり動かすアクティビティでありながら、秩父の大自然にも癒される「Bencher」のカヌー体験。自然の中でゆったりした時間を過ごしたくなったら、カナディアンカヌーに挑戦してみませんか。
※価格はすべて税込
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