季節に合わせたかわいい装飾がお出迎え
お店に到着するとまず、入り口に青と紫の傘が吊るされているのが目に飛び込んできます。これは梅雨の時期限定で装飾しているアンブレラスカイです。飯能のテーマパークにあるアンブレラスカイには及ばないので、店主は"なんちゃってアンブレラスカイ"と呼んでいるそう。天気がどんよりする梅雨の時期でも気分を盛り上げてほしいという思いが込められています。クリスマスの時期には店内外にツリーが並べられるなど、季節に合わせて変わる装飾は訪れる人たちの目を楽しませてくれます。
思い出の海を想い浮かべてくつろげる空間
海が好きなご夫妻が営む「貝殻喫茶室」は、"ちょっと寂しげな海辺の小屋"がコンセプトです。「南の島の明るい海辺ではなく、ごく普通の海辺にポツンと佇む小屋をイメージしています」とのこと。お客さま自身がそれぞれに「思い出の海」を思い浮かべながらゆったり過ごしてほしいというお二人の想いが、お店のあちこちに込められています。
以前も他県で海をテーマにした飲食店を営んでいたお二人は、2019年5月にジョンソンタウンで「貝殻喫茶室」を始めました。「ジョンソンタウン内の平屋は自由なリノベーションが可能なので、そこに魅力を感じました。いつかは海辺でお店を開きたい、という夢もありますが、まずはこの土地で頑張っていきたいです」と意気込みを伺うことができました。
優しい照明に照らされた店内では、素敵な音楽が流れています。コンセプトどおり、店のいたるところに海を感じるアンティーク家具やかわいい雑貨が飾られており、心が落ち着く素敵な空間が広がります。
お店づくりの際は壁に漆喰を塗ったり、貝殻を埋め込んだりと、自分たちでできる限りDIYを行ったそうです。テーブルや椅子は色や形が不揃いで、どれも個性的。「どの席に座っても楽しいと感じてもらえるようなお店づくりを心がけました」と、店主の内装へのこだわりが表れています。
取材日は平日の夕方で小雨が降っていたにも関わらず、店内では複数組のお客さまがお茶をしていました。みなさん注文したメニューや店内のかわいいアイテムを写真に収めているようです。
鮮やかなブルーのクリームソーダは海の味
「海辺のクリームソーダ」(700円)はその名からも、涼しげな見た目からも海を感じさせる一品。九州の塩を使った塩バニラアイスが乗せられており、甘さの中にも隠し味が効いた、他にはないクリームソーダです。
しっかりとした"卵感"と弾力を味わうことができる自家製の「カスタードプリン」(450円)。濃厚なのにクセのないカスタードプリンには、茨城県の「石黒たまご園」の卵が使われています。「平飼い」と呼ばれる、鶏舎内を自由に動き回れるような飼育方法によってストレスなく育てられた鶏の卵は、ほんのり甘くて洋菓子にぴったり。添えられた生クリームとさくらんぼがどこかレトロさを感じさせ、思わず写真を撮りたくなるかわいさです。
旬の果物を使った「季節のケーキ」(550円)も気になるメニュー。取材時にいただいたのは、「タルトシトロン」と呼ばれるレモンを使ったタルトでした。サクっとしたタルト生地の中にレモンクリームがたっぷり詰まっており、甘くてさわやかな柑橘の風味が口いっぱいに広がります。
ケーキとドリンクをセットで注文すると100円引きになるのもうれしいポイント。ドリンクメニューには「夜明けの海の珈琲」「夕暮れの海の珈琲」など、つい頼みたくなる素敵な名前が並んでいます。
「貝殻喫茶室」ではスイーツだけでなく、モーニングやランチなどお食事も楽しめます。モーニングメニュー※には、石黒たまご園の卵を使った「卵かけごはんSet」と、自家製食パンとおいしいソーセージの「トーストSet」の2種類があります。
ランチは一番人気の「貝殻喫茶室の定食」(1,250円)のほか、オムライスやカレーなどの日替わりメニューを用意。群馬県の農家から直接仕入れているお米がとってもおいしいと評判です。
※モーニングは不定期実施のため来店前にGoogleの店舗情報にて営業時間をご確認ください。
海辺ではないけれど、海を感じながらゆったりとした時間を過ごせる素敵な喫茶店。こだわりの食材を使ったスイーツを食べに「貝殻喫茶室」を訪れてみては。
※価格はすべて税込
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※新型コロナウイルス感染防止対策により、営業時間が変更になる場合があります。