こどもも喜ぶ遊び心満点の店内

「カフェ・プイスト」に向かうべく、「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」の中へ足を踏み入れます。取材に訪れたのは11月中旬。紅葉の季節を迎え、メタセコイアの並木がオレンジに色づいていました。カメラを持って紅葉の撮影に訪れる人々もたくさんいます。

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さらに奥へ進むと、フリーハンドで描かれたような曲線の屋根と鮮やかな青い壁面が印象的な建物が見えてきました。ここが「カフェ・プイスト」です。

トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園の「トーベ・ヤンソン」は、「ムーミン」シリーズを発表したフィンランドの童話作家です。この公園は、飯能市役所の元職員の方がトーベ・ヤンソンに「ムーミンの世界を体感できる公園をつくりたい」と手紙を書いたことをきっかけにオープンしました。フィンランドの森の中のような園内にある「カフェ・プイスト」の存在は、絵本の世界に入り込んだような気持ちにさせてくれます。

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店内へは靴を脱いで上がります。1階はテーブル席、2階はカウンター席になっています。木の温もりが感じられ、店内に降り注ぐ陽の光も暖かく、のんびりと気持ちの良い時間を過ごせそうです。

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さらに1階の奥には、お子さま連れ用の座敷席もあります。曲線的なフォルムを用いたり、らせん階段があったりと、お子さまに楽しんでもらうことを考えて設計されているそうです。

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スタッフの髙橋さん(写真右)は、「このお店も北欧を意識しているので、北欧の時間や風景を感じられるようなカフェにしたいと考えています」と話します。

「カフェ・プイスト」ならではの北欧メニューでほっこり

お店のメニューは年に2回、春と秋に変わります。今回は秋・冬メニューをいただきました。

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まずは、トーベ・ヤンソンも大好きだったと言われる、フィンランドを代表するグラタン「ヤンソンフレステルセ」のプレート(1,300円)から。ホワイトソースにアンチョビが加わっているところが特徴です。ほくほくのじゃがいもと熱々のチーズがちょうど良い塩味で、付け合わせのパンにのせて食べるとよりおいしくいただけます。

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「りんごのソテーと鴨のバストラミのスモーブロー」(1,080円)は、バターでソテーされたりんごとスモーク鴨をパンの上に乗せたオープンサンド。甘いりんごと酸味の利いたバルサミコソースという意外な組み合わせですが、食べてみると相性抜群です。「プレートの中に赤と緑を入れて、クリスマスらしい雰囲気を意識しています」と髙橋さん。

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「季節のフルーツタルト」(750円)は、甘いタルト生地の上にたっぷりの生クリームと、オーナーさんが市場で仕入れてきた旬の果物がふんだんに乗っています。果物は日によって変わるので、訪れるたびに楽しめそうです。

また、秋冬限定のドリンクメニュー「ジンジャーラテ」(720円)もいただきました。ジンジャーシロップは店内でじっくりと煮詰めてつくられるそうで、ジンジャーとラテの甘味に体の芯から温まります。

自然の中で、季節の移ろいを楽しめるカフェ

「お子さま連れももちろんですが、年配のご夫婦や、写真撮影にいらっしゃった方など、幅広い世代の方に来ていただいています」と髙橋さんは話します。それもそのはず、公園内にはカメラを構えた方がたくさん! 「カフェ・プイスト」の前にある小さな池も、絶好の撮影スポットになっています。

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これから始まるクリスマスやバレンタインに合わせたメニューも考案中だそう。北欧の風情溢れる自然豊かな園内で、旬のメニューをいただける「カフェ・プイスト」。季節の移ろいを楽しみながらゆったりと過ごしてみませんか?

※価格はすべて税込
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