路地裏にある隠れ家カフェ。こども連れもOK
新狭山駅の南口から徒歩2分の好立地にありながら、初めて訪れる際には迷う方も多いかもしれません。2018年にオープンした「ハルパンカフェ」は、あえて分かりづらい路地裏に店を構えています。隠れ家のような、秘密基地のような。慌ただしい日常を離れて、ほっとくつろいでほしい。そんな想いが場所選びに込められています。
シンプルでいてナチュラルな雰囲気で統一された店内は、思わず長居してしまうほど居心地の良さが漂っています。ひとりでふらりと訪れるのもいいですし、お子さま連れも大歓迎。テーブル席に配された椅子は、こどもも安心して座れるようにと背もたれがついています。
栄養士が作る、体と心が元気になるもちもちパン
「ハルパンカフェ」のメニュー作りを手がけているのは、店主の田口昌美さん。栄養士の資格を保有し、日高市にある姉妹店のパン屋ではパンづくりも担っています。
「ハルパンカフェ」では、卵と乳製品を使用していないのに、もっちりとした食感と素材そのものの味わいが楽しめるパンに出合うことができます。
パンの食感がもっちりとしているのは、埼玉県産の小麦粉・ハナマンテンを使っているため。埼玉県坂戸市を中心に栽培が行われているハナマンテンは、強いコシが出るのが特徴で、パン生地に使うともちもちとした個性的な食感が楽しめます。
パンはテイクアウト販売もしています。日高市にある工房で毎日焼くパンには、長ねぎしらすパン(260円)やしいたけパン(280円)といった調理パンのほかに、パーム油とアーモンドプードルで仕上げたメロンパン(260円)やシナモンロール(200円)などの菓子パンもあります。季節や旬によって商品は随時変わるので、何度でも訪れたくなるワクワク感があります。
なお、パン生地にはイーストフードやマーガリンなどの添加物を使用していないので、売り切れ次第終了。早めの来店がおすすめです。
パンのおいしさを心ゆくまで味わえる「えらべるパンセット」
カフェメニューの中でも人気なのが「えらべるパンセット」(1,100円)です。メニュー名の通り、当日の焼きたてのパンの中から2種類を選べるのが魅力で、山盛りのサラダと具だくさんの季節のスープが付いています。
田口さんイチ押しの「しいたけパン」は、肉厚な日高産のしいたけと自家製のみそダレのおいしさが相まって絶品です。焼く前は2~3㎝もの厚みがあるというしいたけは、焼くことで旨みが凝縮されてとってもジューシーです。
もう一品「アジアンカレーパン」もおすすめしてもらいました。ひき肉のように見える中央のカレー部分は、なんとしいたけを細かく刻んだもの。ふんだんに使ったスパイスの味わいがあとを引く逸品です。
パンは注文を受けてから温めてくれるので、焼きたてのふわふわ、もっちりとした味わいが楽しめます。
ボリュームたっぷりの「ハニーバナナトースト」は写真映え抜群!
「ハルパンカフェ」を代表するメニューが「ハニーバナナトースト」(1,100円)です。
厚切りのパンに甘みの強いバナナと自家製のつぶあん、アイスクリームやベリー、はちみつがのってボリュームたっぷり。熱々のパンは香りが豊かで、ハナマンテン独特の甘みが感じられます。食べやすいようにカットされているので、トッピングを絡めながらさまざまな味わいを楽しむことも。
ドリンクメニューも豊富ですが、数種類のハーブを使った自家製ハーブジュースは、ほど良い甘酸っぱさで食事メニューにぴったりです。食事と一緒に楽しむ場合はプラス350円で、単品では500円でオーダー可能です。
窓から自然光が降り注ぐ店内には、センスの良いインテリア雑貨が点在していて、見ているだけでも楽しくなります。温かい空間で、体と心に優しい食事をゆっくりと楽しんでみてください。
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