川越の新名所「縁結び横丁」で和のものづくりを体験

人気の飲食店が軒を連ねるフードホール「縁結び横丁」があるのは、2020年に開業した宿泊施設「Hatago COEDOYA」の1階。「体験工房クラフトカフェ川越」にお伺いし、代表の高橋清美さんに案内していただきました。

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元々はさいたま市・浦和で陶芸スクールを運営していた高橋さん。地域の方に気軽にものづくりを楽しんでもらうため「クラフトカフェ」をオープンしました。浦和のお店でも目玉となっていたかき氷とさまざまなものづくりを川越でも体験できるようにと、20215月から川越での営業をスタート。

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川越らしく和の風情を感じるものを、という思いから、和小物の絵付け体験を行っています。お正月頃はだるまの絵付けがメインで、春頃からは風鈴に。浴衣や着物で観光をされる方に今人気を集めているきつね面も、ここでは自分だけのオリジナル絵柄を描くことができます。事前予約優先ですが、空きがあれば当日の飛び込み参加もOK。デートにご友人同士やご家族連れ、海外からの観光客の方など、どなたでも気軽に体験できます。

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体験の受付を行っている「川越氷菓 くもとゆき」のレジ周りにはたくさんの絵付け風鈴が飾られています。涼しげな水玉や金魚、夏らしいひまわりや朝顔、春の季節に作られた桜模様のものもありました。どんな絵柄にするか迷われる方はぜひ参考にしてみてください。

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編集部が実践!自由に描ける風鈴の絵付け

今回編集部が参加した風鈴の絵付け体験(2,200円)は、所要時間60分。油性ペンまたはアクリル絵の具を使って、ガラス製の透明な風鈴に好きな柄を描いていきます。油性ペンで描くと1色でも透明感のある印象に。しっかりした発色を楽しみつつ、カラフルに仕上げたい場合はアクリル絵の具を選びます。出来上がったオリジナル風鈴は当日の持ち帰りが可能なので、川越での思い出づくりにぴったり。

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絵柄はどんなものでもOKと自由度が高いので、見本の作品やお持ちの写真を参考にしたり、スマートフォンでイメージを検索したりして決める方が多いそう。
編集部はアクリル絵の具を使った金魚の絵柄に挑戦することにしました。スタッフの方から説明を受けた後、約50分かけて制作します。
アクリル絵の具はパレットに少量ずつ出すのがポイント。色同士を混ぜ合わせてお好みのカラーを作ることもできます。

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さっそく筆に赤の絵の具を取り、描いていきます。

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水を混ぜすぎるとムラになりやすいので、なるべく薄めずに使います。風鈴に乗せるときは思い切って迷いなく描くのが綺麗に仕上げるコツ。絵の具を厚く塗り重ねてしまうと乾きにくくなり、当日の持ち帰りが難しくなってしまうので注意が必要です。

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今度は黒い絵の具で出目金を描いていきます。

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風鈴に丸みがあるので、バランスを取りながら絵柄を配置するのがなかなか難しいところ。描くときは風鈴と顔の距離が近くなりがちなので、たまに少し離してバランスを見てみましょう。

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メインとなる金魚を配置したら、白い絵の具で金魚のヒレに細かくラインを引いていきます。

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さらに緑で海藻を描き足すと、ぐっと夏らしい雰囲気に。

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メタリックなゴールドの絵の具も使いたいと考えた編集部。金色で泡を描けば、水の中を泳いでいる様子が浮かびます。

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賑やかなフードコートの一角ながら、いつの間にか創作に没頭していました。

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風鈴への絵付けが終わったら、無地の短冊にも好きな絵柄を描いてみます。紐とおそろいの青い絵の具で丸を重ねると、水に広がる波紋ができました。

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50分たっぷり使って夏らしい金魚風鈴の完成です!

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実は「体験工房クラフトカフェ川越」のある「縁結び横丁」は、開運・縁結び・厄除けの神社「川越熊野神社」と隣接しているんです。建物の裏手から出て、風鈴を手に記念撮影をされる方が多いそう。日本らしい風景を存分に味わうことができます。川越観光の思い出づくりに、ぜひこちらも立ち寄られてみてくださいね。

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