個性ある8種のあんこがのった、写真に映えるお団子
「あんこのきもち」がオープンしたのは、観光客の足が川越に戻ってきた2022年の夏のこと。「観光地である川越には浴衣や着物を着ていらっしゃる方も多いので、ポップに和菓子を楽しんでいただけるものになるように」という思いを込めたと、店長の山崎さんが教えてくれました。
看板商品「恋小江戸団子」(600円/2本セット)は、カラフルな8種類のあんこがもっちりとしたお団子にトッピングされた、見た目が華やかな一品。味の種類は、いちご、マンゴー、抹茶餡、ラムネ、シャインマスカット、ヨーグルト、こし餡、川越芋餡。定番の甘いあんこから、フルーツやラムネなど爽やか風味のあんこまで全8種、すべてが別の色ということもあり、見て楽しく、食べて楽しいお団子です。
お団子が名物とは言うものの、「あんこのきもち」という店名の通り「団子屋ではなく"あんこ"が主役のお店です」と山崎さん。すべてのあんこが埼玉県内の和菓子屋さんの手づくりであり、"芋のまち"として知られる川越のさつまいもや、河越茶(川越茶)の抹茶を原料に使用するなど、こだわりの深さと"川越らしさ"を感じられる商品でもあります。
なお、今回いただいた8種は10月初旬時点のもの。「季節によって使う果物は変わるので、冬などに来ていただければ別のあんこも楽しめます」とのことです。
川越の抹茶を生かしたプリンとドリンクも
「あんこのきもち」で販売しているのは、お団子だけではありません。こちらも見た目が特徴的、縁結びの願いがかけられた「抹茶プリン」(600円)です。プリンの上には川越の抹茶がふんだんにトッピングされており、その上にはハートや鯛を型どったもなかが添えられています。
スプーンを差し込むと豊かなお茶の香りが広がり、程よい甘さの抹茶プリンが顔をのぞかせます。その甘さと、抹茶の深い渋みが見事にマッチ。そこにもなかのサクサク感も加わり、食べていて楽しい気持ちになります。
もなかも"縁結び"のハートか、"開運"の鯛の2種類から選べますが、秋が深まる季節は紅葉の形になるなど、季節のイメージに合わせたものが添えられるとのこと。加えて2023年10月からは、紫色に彩られた「さつまいもプリン」も発売されています。
ドリンクメニューは「抹茶ラテ」と「ほうじ茶ラテ」のボトルドリンク(各600円)が人気。ラベルには川越市の指定文化財である「時の鐘」のイラストが描かれたかわいいパッケージになっているので、飲みながら散歩するのも良し、お土産に持って帰るのも良しです。
裏手には縁結びと開運の熊野神社。恋の願いが叶いますように
江戸時代には川越藩の城下町として栄え、現在においても"小江戸"の別名を持つ川越。駅から少し歩けば、寺院や旧跡など歴史的建造物が多く、取材日にも浴衣や着物をまとった外国人観光客の姿をたくさん目にしました。
「縁結び横丁」の建物裏手は、縁結びや開運にご利益があるとされる川越熊野神社の境内とつながっており、神社を背景にお団子の写真を撮ってSNSにアップする人も多くいるようです。
「観光に来た際にはぜひ立ち寄って、楽しみながらお団子とあんこを食べていただければと思います。思い出に花を添えるものになればうれしいですね」と山崎さん。
川越を散歩する際には、「あんこのきもち」に立ち寄って、「恋団子」「縁結びプリン」からパワーをもらってみませんか。あなたの思いが届く、その助けになるかもしれません。
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