歴史ある建物を改修した、クレアモールの注目スポット
川越市産業観光館「小江戸蔵里」は、旧鏡山酒造の跡地に2010年にオープンしました。3つの時代に作られた酒蔵(明治蔵・大正蔵・昭和蔵)は、市内の蔵造りの商店とはひと味違った、言わば工場的な構造になっています。
今回は施設を運営する株式会社まちづくり川越の酒井さんと星野さんに案内していただきました。
「まかない処」で川越グルメと和の演目を楽しむ
「小江戸蔵里」は、食事が楽しめる「まかない処」、川越みやげが並ぶ「おみやげ処」、埼玉の銘酒を楽しめる「ききざけ処」の3つのエリアに分かれています。

大正蔵を用いた「まかない処」は、地産地消をテーマにした和食レストラン「八州亭」。大正時代の柱や梁の木の質感が感じられる開放的な空間で、川越グルメが楽しめます。

川越名物の「うな重」(3,520円)は、香ばしくふっくらした味わいで人気です。川越特産のさつまいもを堪能するなら「紅芋御膳」(1,870円)。芋コロッケ、芋白和え、芋レモン煮と、繊細な割烹ならではの味付けでさつまいもがいただけます。
川越の銘酒「鏡山」やコエドビールといった川越の人気酒も揃っているので、料理とのペアリングを堪能してみてください。

また、店内にある舞台では第一・第三日曜日にお祭りのお囃子が催されており、お食事をいただきながら楽しめます。さまざまな伝統和芸の鑑賞会も年間を通して第二・第四土曜日に開催されているのだそう。
「おみやげ処」には厳選された川越のお土産がたくさん

一番大きな明治蔵には、小江戸川越観光協会が認定・推奨しているブランド「川越セレクション」をはじめ、厳選された700~800種類の物産品などが並びます。観光客だけでなく、地域の方も手土産や贈答品を求めに訪れるそうです。

食品で一番多いのはさつまいも関連の商品。「あまたまかりん」(1個216円)は、カリッとした生地の中にお芋餡が入った人気ナンバーワンのお菓子です。他にもいもせんべいや芋けんぴなどの定番から、さつまいも味のソイプロテイン「KAWAGOE IMOTEIN」などの変わり種まで、種類豊富です。

おみやげ処内には、地元の方に親しまれる「くらづくり本舗」や「小江戸鏡山酒造」の直営店も。角打ちではリーズナブルに銘柄の飲み比べが楽しめます。

レトロな雰囲気の「喫茶Kura Cafe」では、飲み物や軽食をいただきながらくつろげます。人気の「自家製おいもぷりん」(660円)は、牛乳と同量のお芋が練り込まれており、なめらかな舌触り。河越抹茶付きの「3ピースしらたま」(1,000円)は、お芋がたっぷり練り込まれた自家製の白玉を5つの味から選べます。
「ききざけ処」には埼玉県内の銘酒が大集合

大きな大黒柱が印象的な昭和蔵の「ききざけ処」には、30を超える蔵元の銘酒が揃います。有料の試飲機が5台あり、純米酒からハイグレードな大吟醸まで合計50種類を飲み比べできます。お燗でいただくのがおすすめの銘柄のために、お燗コーナーも完備。
「まずはラベルなどで気になったものを飲んでみてください。その後は『お酒の特徴マップ』を参考に反対のタイプを飲み比べてみると、それぞれの特徴が楽しめます」と酒井さん。

試飲機の反対にある対面カウンターでは、リキュールや焼酎、ウイスキーを提供。珍味・乾き物といったおつまみも充実しています。
また「ききざけ処」では、川越ゆかりの発酵食品も30種類近く取り扱っています。「発酵食品は日本酒との相性もよいので、ききざけの後に日本酒と一緒に購入される方が多いです」と星野さん。
古き川越の雰囲気を感じながら、今の川越の魅力を満喫
会議室やギャラリーのある展示蔵には、旧鏡山酒造の備品や山車「徳川家光」のミニチュアなどが展示され、歴史や文化にも触れられます。

また、敷地内の広場では月に1回イベントを開催。農家さんのマルシェや新酒フェスなど、季節に合わせた催しは要チェックです。
川越のトレンドが集まる「小江戸蔵里」は、川越に初めて訪れる方も、馴染みの方も、忘れずに立ち寄りたい施設。歴史的な酒蔵で川越の今昔を満喫してみてください。
※価格はすべて税込
※営業時間、販売商品、価格などが変更になる場合がございます。