教えてくださるのは「Nishitokyo CRAFT BASE」を主宰する小菅さん。
地域のコミュニティとして、カフェを楽しみながら、初心者でも気軽にものづくりができる場を提供しています。
今回は女性に人気があるワークショップの中で、コーヒードリッパースタンドづくりを体験させてもらいました。
体験するのは芸大出身の松本さん。
大学時代の木工の授業以来ということで、木のパーツ選びから真剣です。
一括りに木といっても、その表情は様々。木目をしっかりみながら、お好みのパーツを選ぶところからスタートです。
パーツを選んだら、ボンドで接着します。
各パーツをパズルのように組み立てるので、うっかりボンドの塗り忘れを防ぐために、ボンド付けする面に印をつけましょう。
使用するのはアメリカ産のボンド。お子様でも安心、水で落ちるやさしいタイプのボンドのため、指でゆっくりとボンドを伸ばし、少しボンドを乾かしたところで、くっつきやすい状態で接着していきます。
ボンドでの接着が完了したら、いよいよビス留めです。電動ドライバーを使って、しっかり固定していきます。
学生時代に電動ドライバーを使用したことがある松本さん。小菅さんにサポートしてもらいながらも、昔の感覚が戻ってきたようで、一箇所ずつ丁寧に作業を進めます。
落ち着いた安定感のある作業で、小菅さんからもお褒めの言葉をいただきました!
ここからは見た目にもキレイに見えるように、仕上げの作業に入ります。
ビス留めをして窪んだ部分に少量のボンドを入れてから丸棒を挿し、金槌で上から叩きます。
丸棒をダボ用ノコギリで切り落としたら、ビスがキレイに隠れました。
続いては、やすりで全体をなめらかに仕上げていきます。
「やすりのコツは斜め45度を意識すると、全体的に平らになりますよ」と小菅さん。
やすりの作業は性格が出やすいそうで、しっかり行いたい方は30分くらい時間をかける場合もあるそうです。
松本さんも思う存分やすりに集中したところで、最後にオリーブオイルを塗ったら完成です。
市販のオリーブオイルを古布に付けて塗ることで、木本来の自然な色味と風合いがある仕上がりとなりました。
オリーブオイルはお子様が使用しもて安心・安全で、各ご家庭にもあるので、時間が経ってから改めて塗ることもでき、愛着を持って長く道具を使ってほしい、という小菅さんの想いが感じられます。
作業を開始して約90分。ステキなコーヒードリッパースタンドが完成しました。
さてここからはお楽しみのコーヒータイム。
今回は松本さんが作ったコーヒードリッパースタンドで、店主の小菅さんにコーヒーを淹れていただきました!
コーヒーを淹れるとヒノキの香りもほのかに立ち上がって、何とも言えない幸せな香りのコーヒーができました。
このコーヒーを頂きながら、松本さんに本日の感想を伺いました。
「芸大時代の木工の授業以来だったので、久しぶりでしたが、熱中して作業ができたので楽しかったです。コーヒードリッパースタンドとしてはもちろん、ドライフラワーなどを挿してインテリアとしても活用できそうです」
「Nishitokyo CRAFT BASE」では、何かものづくりを始めたいと思っている方が気軽に立ち寄れるコミュニティとして、ひとりでやるよりもまわりの人がいる方がものづくりは楽しい!と思ってもらえるよう場を提供しています。
ものづくりカフェとしてオープンしているので、興味のある方はぜひ一度お立ち寄りください!