今回伺ったのは、池袋線「保谷駅」から徒歩10分の場所にある「FUKUROKOJI CAFE(フクロコウジ カフェ)」。店名の通り袋小路の少し手前にあるこの場所では、コザクラインコとボタンインコに触れ合うことができます。
期待を胸に中へ入ると、早速、鳥さんたちの賑やかなお話声が聞こえてきました♪店内は、全8席のアットホームな空間。一体どんな出会いが待っているのでしょうか......!
鳥と触れ合うのは初めての編集部スタッフ、ドキドキしながら本日の店員さんとご対面です!オーナーの梶川さんの手に乗って現れたのは、柔らかな青色が美しい、ボタンインコの「利あり」くん。アイリングと呼ばれる特徴的な瞳が可愛らしい男の子です。
初めての触れ合いに緊張気味のスタッフでしたが、利ありくんから挨拶に来てくれました!
こちらも挨拶を返そうと手を伸ばすと、フワッと舞い上がり、大好きな"あわほBar"へ。ガブリと一口頬張ると、そのままある場所へ舞い降りました。
利ありくんが向かったのは、大好きなはるちゃんのもと。はるちゃんは、利ありくんが4年半片想いしている愛しのコザクラインコです。
こうして見るとラブラブな2羽ですが、オーナーの梶川さんいわく、前途多難な恋とのこと。頑張れ利ありくん!(笑)。人間界と同じく、そう簡単にはいかないインコ界の恋愛事情も垣間見えたところで、次に現れたのは、はるちゃんのお母さん!コザクラインコのはなさんです。
食べることが大好きで、13歳になった今でもお店を盛り上げてくれています。太陽のような羽色を見ているだけで、パワーをもらえますね♪
このようにインコと一緒にお茶を楽しめるFUKUROKOJI CAFE。自由に飛び回る姿だけでなく、それぞれのインコの豊かな個性を感じられるのも魅力の一つです♪
ここへ来るお客さんは、老若男女問わず、昔インコを飼っていた人や、一人暮らしで飼えない人、飼っているインコを一緒に連れてくる人などさまざまです(インコ同伴の条件は、インコが健康診断を受けていること)。
北は北海道、南は沖縄まで、全国から鳥好きが集まるこの場所、元々は中国茶のお店をしていたそうです。 「鳥を連れて集まれる場所を作りたい」と、梶川さんの自宅を開放して「FUKUROKOJI CAFE」はスタートしました。
近年、鳥ブームで鳥を飼う人が増える中、梶川さんから鳥を家族に迎え入れるための3つのアドバイスをいただきました。
1.何を目的として飼うか
長くて十数年過ごす上で、一番大事なこと。それは、『何を目的として飼うか』を間違えないことです。
○喋りたい、喋ってほしい→セキセイインコのオス
○触りたい→ラブバード(今回紹介したコザクラインコやボタンインコ)
○音楽を歌ってほしい→オカメインコ
上記は一例ですが、インコにも種類があり、「色がきれいだからコザクラインコを買ったけど、何で喋らないのか?」と聞かれても困ってしまうそうです。目的を間違えて家族に迎え入れると、お互いに十数年も寂しい思いをしてしまう可能性があるので、専門書を見たり、詳しい人に相談したりしてから鳥との生活をスタートさせてください。
2.窓の開閉は十二分に気を付ける
慣れている人でも、肩に乗せたまま窓を開けてしまい、鳥を逃がしてしまうことがあるそうです。逃がしてしまうと戻ってくることはほとんどないので、窓の開閉には十二分に気を付けましょう。窓を開ける必要がある時には鳥がケージに入っていることを確認してからにします。また放鳥する時には窓が閉まっているかを確認し、放鳥タイム中には窓を開けないのが鉄則です。
3.決めた時間にケージへ入れる
一日中自由に飛び回らせていると、いざ病気になった時に、ケージの中で大人しく養生することが出来ません。一日のうち、決まった時間にケージの中に入れる習慣をつけましょう。
ご紹介したのは、鳥を飼育する上で気を付けてほしいことのほんの一部です。値段や見た目だけで決めてしまうのではなく、まずは鳥のことを知って、触れ合う機会を作ることから始めてみるといいかもしれませんね!
※体験の内容は変更になることがございます。