本日の生徒さんは、大本さんと福本さん。
こちらのレッスンでは、二次発酵のタイミングでランチタイムをいただくというお楽しみ付き!
先生お手製の梅ソーダで喉を潤したら、さっそく、レッスンスタートです。
今日焼くのは、水のかわりに牛乳をたっぷり使った「ミルクブレッド」。使う酵母は「ホシノ天然酵母」です。「天然酵母は発酵時間が長く、その間に他のことができるので、忙しい方にもおすすめです」と先生。
パン作りは、先生が一次発酵まで済ませておいた生地を使って、進めていきます。大本さんは三つ山タイプ、福本さんはワンローフタイプを作ることに。生地の巻き方が違うため、食感が変わるそう。
三つ山タイプは、3分割した生地をそれぞれ、めん棒で伸ばします。さらに、左右から真ん中に折り畳んだら「上のほうから、力を入れずにふんわりと、自然にまかせてクルクルと巻いて」(先生)。3つとも巻いたら、油を塗った型にそうっと入れます。
「生地はとってもデリケート。無理に引っ張って穴をあけたりすると傷んでしまい、見た目や食感に影響します。赤ちゃんの肌に触れるように、優しくね」と先生。
ワンローフは、型と同じくらいの幅に生地を伸ばしたら、上のほうから丸め、巻き終わりをしっかり閉じて型に入れます。
生地が乾かないよう、霧吹きをしたラップを型にかぶせたら、今度は二次発酵。「生地が2倍に膨らむまで待ちましょう」(先生)。その間にテーブルを片付けて、3人はランチタイムの準備に取り掛かります。
ランチメニューは毎回、パンに合うもの、家庭で簡単にできるものを先生が紹介してくれるそう。
今日のメニューは、カボチャとプルーン、タイムのオーブン焼き、ニンジンと長ネギのポタージュ、先生の手作りジャムなどなど。添えるパンはもちろん、ミルクブレッドです。
テーブルコーディネートもお楽しみのひとつ。テーブルクロスを選ぶところから始まり、カトラリーもきれいにセット。お花も飾ります。
食卓がととのったら、さあ、いただきましょう!
お料理や季節のフルーツ、とりどりのジャムとパンのマリアージュを楽しむ、幸せのひと時。パンのおいしい食べ方も発見できます。「家でも、レッスンで教わったパンと料理を一緒に作って楽しみます!」と福本さん。
食べ終わるころにちょうど、二次発酵が完了。生地は倍に膨らみ、さらに柔らかく、なめらかになっています。
次は焼成の準備。ワンローフのトップに、生地がまんべんなく焼けるようにナイフでクープ(切れ目)を入れ、切れ目にバターをのせます。バターをのせると、クープがきれいに割れるそう。準備ができたら、いざ、オーブンへ!
焼いている間に、持ち帰り用の生地を作ります。計量から生地をこねて丸めるところまで一度やっておけば、家でもまた作ることができます。
そうこうしているうちに、部屋にふわーっといい香りが......。オーブンをのぞくと、膨らんだパンが、型から顔をのぞかせています。大本さんと福本さんは「うわぁ!」と笑顔。
その後もパンはぐんぐん膨らみ、焼き始めてから約30分後に焼き上がり!
「窯伸びもよくしていて、焼き色もきれい。とっても良い仕上がりです!」(先生)。
窯伸びとは、オーブンの中でパンがしっかり膨らむこと。よく窯伸びしているのは、味、食感、香りともに良い証なのだそう。パンが大好きな3人は、焼き立てのパンを「かわいいね!」と目を細めて愛でます。
この後、先生お手製のデザートとコーヒーで一息ついたら、レッスンはおしまいです。
「パンだけでなく、お料理やテーブルコーディネートなど、暮らし全般のことを教えてもらえるのが嬉しいです。先生のやさしさも癒されました!」と大本さん。
20年間、いつか自宅で教室を開きたいと夢に見て、3年前に叶えた松下先生。
「パン生地に触れたときのふわふわ感、パンが焼けるいいにおいは、それだけで、癒されます。お家でパンを焼けば、家族を喜ばせることもできますよ。この教室が、日々のパンづくりや、暮らしを楽しむきっかけになれば嬉しいです」とお話してくださいました。
konaconapanでは、毎月新しいパンメニューを紹介するほか、生徒さんからのリクエストにも対応しています。
暮らしを豊かにするパンづくり、皆さんもぜひ、体験してみてくださいね!
※体験の内容は変更になる場合がございます。