LINEで送る不動産会社が始めた、地元で人気のカフェ
2021年６月にオープンした「KéFU COFFEE」は、東大和市で不動産業を営む株式会社アセェスが管理している空テナントを改装したカフェ。同社は京都で「KéFU stay & lounge」という宿を運営しており、そこで得たノウハウとメニューを活かし、姉妹店として「KéFU COFFEE」をここ八坂にオープンさせました。京都へ旅したような気分になれるよう、コーヒーや食材は京都から仕入れています。
「お店をオープンする前は、コーヒーが飲めるちょっとしたカフェを想定していましたが、地元の方からの反響も大きく、徐々にメニューを拡充していきました」と、店長は話します。
オープン前から地域の人たちに期待されていたこともあり、現在ではすっかり人気のカフェに。さらに、ここ多摩地区周辺の食材も仕入れはじめたことで、地域間のつながりも感じられるようになったそうです。
木調で統一された店内は、温かく親しみやすさがあります。「この辺りはカフェがないので、客層がかなり広いんです。お店の向かいには小学校があり、周辺に団地やマンションも多いことから、お子さま連れの方も気軽に来店できるようなお店づくりを意識しました」と店長。
メニューにある「キッズドリンク みかん／りんご」（250円）は紙パックで提供しています。紙パックの中身がこぼれにくく両手で持てる専用ケースも貸し出しており、販売も行っているのだとか。ベビーチェアやスタイ、おむつ替えスペースの貸し出しも行なっています。取材当日も小さなお子さまを連れたお客さまが来店されており、スタッフさんとお話をしながら食事を楽しんでいました。
季節のパフェとおいしいドリンクで贅沢な時間を
一番人気は、SNSでも話題の季節限定パフェ。取材時は冬の季節をイメージした「ベリーのティラミスパフェ」（900円）でした。たっぷりのベリーとマスカルポーネ、チョコレート、エスプレッソスポンジが詰まっており、ベリーの甘酸っぱさとコーヒーの香りがマッチした、見た目もかわいらしいパフェです。
季節限定パフェは、季節のイメージに合わせて旬の果物を使っており、お店に足を運ぶたびにどんな新メニューに出会えるのか、ワクワクさせてくれます。
「ブレンドコーヒー」（450円）は、ビターとマイルドの２種類。コーヒー豆は、京都にある「珈琲焙煎所タビノネ」のスペシャルティコーヒーを使用しています。エスプレッソをお湯で割るヨーロピアンスタイルの"アメリカーノ"は、コクと深い味わいが特徴。しっかりとした苦味が好みの方にはビターが、まろやかな口当たりと香りを楽しみたい方にはマイルドがおすすめです。
また、ハンドドリップで入れるデカフェのメニューもあり、カフェインを控えている方もおいしいコーヒーを楽しめます。
宇治茶100％使用の「抹茶ラテ」（500円）と「ほうじ茶ラテ」（500円）は、京都にある「井戸乃井茶園」の茶葉を使用しています。甘さは控えめなので、お好みでシロップを追加して。抹茶ラテは茶せんで立てたお茶を使っているので、口の中でふわっと濃厚な味が広がります。
京都野菜たっぷりのスープでほっと一息
コーヒーやスイーツだけではなく、お食事も楽しむことができます。「パンとスープセット」（900円）は、お隣のパン屋「MAUPAN」さんから仕入れているパンと、季節のお野菜スープ、ヨーグルトのセットです。
季節のスープには京都で採れた野菜をふんだんに使っており、京都の「KéFU stay&lounge」のスープを冷凍して直送しているのだそう。取材時のスープはにんじんのポタージュでした。にんじんの甘みが凝縮されたトロっとしたポタージュに、プレーンのパンをくぐらせて食べるのがおすすめ！ 「MAUPAN」さんで好きなパンを買ってきて「KeFU COFFEE」に持ち込むことも可能です。
コロナ禍のさなかにオープンした「KéFU COFFEE」ですが、地域の人に愛される憩いの場になりつつあります。今後は、地域の人に参加してもらえるようなイベントも行っていきたいのだとか。「自然と人が集まり、交流を深めていくことで何かが生まれていくような、独自の役割を担っていけたらいいですね」と店長は話します。
「KéFU COFFEE」という店名は、「今日」と「京」の昔のひらがな表記「けふ」にちなみ、「いつもの毎日が特別な１日になりますように」という思いを込めて名付けられました。「KéFU COFFEE」のおいしいコーヒーとスイーツで、特別な１日を過ごしてみてください。
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