お子さまからお年寄りまで、幅広く愛されるパーラー

上石神井駅南口のロータリーを抜けて庚申通りへ向けて少し歩くと、レンガの壁のパーラーが現れます。「Parlour No.3」がオープンしたのは2020年1月。それ以降、お子さまからお年寄りまで、幅広い世代のお客さまが訪れています。

店内には、オーナーの好みで集めたアメリカのレトロな看板やクラシックなスピーカーなどが配されていて、おしゃれな雰囲気。ひとりでパフェを食べに訪れるお客さまも多いそう。

お店のほとんどのメニューを考えているのは、店長の大島美穂子さん。以前勤めていたカフェを卒業するタイミングでこのお店のオーナーと出会い、試行錯誤しながらメニューを開発したそうです。
「コンセプトは "日常の中の非日常"です。お店がオープンしてまもなく、コロナの影響で、自粛ムードが世の中に漂っていたため、日々の暮らしを少しでも明るく楽しめるメニューになるよう意識しました。今でもそこは変わらず、毎日のちょっとした喜びにつながるお店になれたらいいと思っています」
その精神は、メニューを見るだけでも納得! 自家製アイスクリームは常時20種類ほどあり、サンデーや焼き菓子、自家製ジュースなどバリエーションが豊富。「今日はどれを食べよう」と考えるだけでもワクワクします。
素材の魅力が際立つ自家製アイスクリーム

フォトジェニックな見た目に心ときめく「バナナボートアイス」は、バナナが2本と、ミルク、イチゴ、マンゴーの3種の自家製アイスクリームがのってボリューム満点です。大島さんの作るアイスクリームは、素材の味の濃さが特徴。それでいて口どけがよくさっぱりとしていて、何種類も食べたくなる味わいです。
「アイスクリームは素材によって使用する生クリームの種類を変えています。アイスの素材に果物を使うとシャーベットのようになりがちですが、あくまでもアイスクリームとしてのなめらかさを感じていただけるように、水分量や乳脂肪分量などを計算しています。最終的にはこれまでの経験に基づく直感も大切にしています」と大島さん。

アイスクリームは種類が豊富で、迷いながら選ぶのも楽しみのひとつ。レギュラーメニューはミルクやラムレーズン、マンゴーなどの9種類で、期間限定のスペシャルフレーバーは、瀬戸内レモンヨーグルトやチョコレート(ヴァローナチョコ)など、約10種が用意されています。
写真左は、風味の良い「ピスタチオ」と薫り高い「深煎りコーヒー」の組み合わせ。夏の時期にはミントの味がしっかり出ている「白いチョコミント」や、スパイシー感の強い「粗挽きカルダモン」などのフレーバーも人気だそうです。
写真右は「自家製いちごクリームソーダ」。旬のイチゴを使って仕込んだ自家製シロップとミルクアイスが相性抜群! 甘酸っぱくて爽快な味が夏の暑さを吹き飛ばしてくれそうです。

ファンが多い「季節のパフェ」は、ぜひ食べていただきたい逸品。取材時(2026年6月)にはチェリーのパフェを提供していました。ラムアメリカンチェリーのアイスクリームをはじめ、風味豊かなコンポートや爽やかな酸味のレアチーズケーキなどが8層にも重なり、スプーンを運ぶごとに味わいの変化を楽しめます。

ひんやりスイーツと一緒にいただきたいのは、自慢のコーヒー。石神井台にある焙煎所「TCL ROASTING FACTORY」で焙煎したコーヒー豆を使用しており、選び抜かれた新鮮で香り高いコーヒーを提供しています。フレーバーコーヒーブランド「COFFEE AIRPORT」のフレーバーコーヒーとアイスクリームのマリアージュを味わえる「フレーバーコーヒーセット」も人気のメニュー。オレンジ、白桃、ストロベリーなどのフレーバーコーヒーとお好きなアイスクリームの組み合わせを自由に選べるので、探求心が高まりそうです。

お店で嬉しかったできごとを伺うと、次のように話す大島さん。
「妊婦のお客さまが『うちの子が生まれて初めて食べるアイスクリームはここ!』と決めて、お子さまが成長してから親子で再びいらしてくれたときは感動しました。母の日にご高齢のお母さまが『ここに来たい』とご家族に言って来てくださったことも素敵な思い出です」
お客さまの希望を汲み取りながらメニュー開発を行うなど、「地域の方が気軽に立ち寄り、心を通わせられるお店でありたい」との思いで営業している「Parlour No.3」。お客さまと共に成長していくパーラーの今後が楽しみです。
次はどんなメニューに出合えるでしょうか。上石神井に訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。
※営業時間、販売商品などが変更になる場合がございます。